原油価格とは?
原油先物価格が1バレル11ドル台からさらにマイナス40$まで下がるということがありました。これは歴史的な事態です。
なぜなら、マイナスということは、これだけて考えたら、
「原油もらってくれたらお金をあげるよ。」
という状態だからです。
フランスパンが欲しくて購入しようとしたら、無料でもらえてお金も入ってくるような不思議ですようね。
原油価格が20$台までさがったらたくさんのシェール企業がつぶれるという情報があったこともありましたから、これは大変異常なことです。
ところで、「原油価格」って何を表しているかご存知でしょうか。この原油価格というの単に現在の原油価格を表すものではなく、原油価格の先物の価格です。
では、「先物」とはなにでしょうか。なんとなく先物は先に取引されるもの、先物はなんとなく危険と感じている悪い印象の方も多いと思うので、今日は、初心者向けに「先物」とは何か、「原油先物」とは何か、順を追って整理していきたいと思います。
先物取引・価格って?
数か月後の売買を先にする取引、そのときの価格。
先物取引とは将来の売買についてあらかじめ現時点で約束をする取引のことです。現時点では売買の価格や数量などを約束をしておいて、数ヶ月先もしくは、一年先の約束の日が来た時点で、売買を行います。
それでは、どのようなメリットがあるのでしょうか?
先物取引のメリット・デメリットとは?
価格変動リスクを避けられるかもしれない。
前もって売買の価格を決めておくことができるので、価格変動する商品の売買につきものの価格変動リスクを回避できるという利点があります。
メロンパンで説明します。
例えば、3か月後に高級メロンパンを1個3000円で買う約束をするとします。
3か月後、そのメロンパンは主婦の間で噂になり1個8000円になったとしたら、先物で買っていた人はお得です。
しかし、味がコンビニパンと変わらないということで1個100円になっていたら2900円損です。
つまり、メリットがあるかもしれないし、なくてデメリットかもしれません。
石油はジャンジャン出てくるので売る側は買ってほしいですし、輸送とかも大変なので、基本的に原油は先物になっています。
参照(2-1 先物取引とは? ─ 2 先物取引 ─ やさしいデリバティブ|知るぽると)
原油価格とは?
原油価格というのは、実際の原油を購入する際の、先物の価格のことなのです。取引をするときの時価総額ではないんですね。
また、原油とは、油田から採掘した状態の、精製されていない石油のことです。ある商品として先物の対象となっているものを原商品といい、それが石油の場合、原油です。
商品先物取引の原商品は、主に一次産品が取り扱われています。具体的には、原油の他に大豆や小豆、トウモロコシ、コーヒー、天然ゴムなどの農産物、金、銀、プラチナ、アルミなどの金属や鉱物資源などがあります。
金融先物取引の原商品は、TOPIXなどの株価指数、国債指標、ドルやユーロなどの通貨、金利などです。
価格が変わり易いので、先に価格を約束して時期がきたら購入するんですね。
参照(原油先物価格、WTIとは? [社会ニュース] All About )
なんでマイナス?
蓄えているものが減っていないし、貯蔵するところがもうない。
ただでさえ、原油価格は大幅に下落していました。それと同時に新型コロナウイルスの影響で石油も使われていません。
つまり、買ったとしても、受け入れる場所がありません。
タンカーの上に入れておく、国民が使いまくるなどしない限りは購入できないのです。
まとめます。
まとめ
以上になります。原油の価格が下がったということは、という銘柄はもうら上がっていると思いますので、まだ十分あがりきってない銘柄を探して投資していきたいと思います。
ちなみにパンを例に出したのは、普段食べているパン屋のパンが今は食べられないので口がパンの気分だからです。
早く、ウイルス収まってほしいですね。