BBレシオとは
今回は、様々なブログを拝見していくと、BBレシオをみれば株価が読みやすいと書いてあってので気になって調べてみました。
【目次】
BBレシオとは
BBレシオとは、半導体製造装置の需給のバランスを表す指標の一つです。出荷額(billing)と受給額(booking)の比率のことで出荷受注比率とも言います。
一般には、あらゆる業界や製品での比率を表しますが、投資の場合半導体製造装置の需給を表すことが多いです。
BBレシオが1を超えると需要が供給を上回り「買い」。1を下回ると「売り」。値が上昇しているときは好景気、下降しているときは不景気となります。
たとえば、BBレシオが0.8の場合、その期間の出荷額100に対して新規受注額が80あったことになり、市場が小さくなっているという傾向がわかります。
BBレシオはどこで見ればよいか
米国は、「米国半導体工業会(SIA)」が毎月数字を公表していました。
日本の半導体産業のBBレシオは、業界団体の日本半導体製造装置協会が毎月発表していました。
しかし、2017年に北米と日本でそれらが見直され、BBレシオの算出・発表が中止されました。つまり、見られません。
出荷額の発表は引き続き行われています。
レシオが1を超えていれば半導体業界の株やセクターを買えばいいという安易な取引はできなくなってしまったようです。
まとめ
結論は残念でしたが、まとめます。
調べてみて、SIAのレポートや東京エレクトロンのレポートを見ることができたことなど副産物があったので今回は良しとします。